まだ、世界といえるものが無かった時、ただ、虚空に一己の巨大な人がいた。後にミナカと名付けられるこの巨人は、その無限とも思える巨体を横たえ、無限とも思える時の中をただ一人で過ごしていたが、やがて、孤独に飽きて、両の眼より一粒ずつ、涙を流した。その清明なるものが陽となり、重濁なものが陰となった。やがて、世界に陽であるナギと陰であるナミが充ち満ちると、巨人はゆっくりと溶け出し、砂となり、風に吹かれて、
この世界の姿は惑星サイズの巨大な樹であり、伸びた幾本かの枝の先に、合わせて10個の大きなお盆状の果実が実っている。それをセフィラと呼称する。それぞれの大きさは最大で北アメリカくらいの大きさで、気候は各地によって異なる。 セフィラの外見は、枝にぶら下がるお盆型の平面大地といった様相を呈し、そこに山も川も、海さえある、箱庭のような一つの世界を作り出している。 セフィラとセフィラは最短でも数千キロは離れ
第1のセフィラ。思考や創造を司る。主な属性は白砦。守護砦はエヘイエー。破界天使は渾敦(こんとん)。 第2のセフィラ。主な属性は白砦と黒剣。守護砦はヨッド。破界天使は窮奇(きゅうき)。 第3のセフィラ。主な属性は黒剣。守護砦はエロヒム。破界天使は檮杌(とうこつ)。 第4のセフィラ。主な属性は青雲。守護砦はエル。破界天使は饕餮(とうてつ)。 第5のセフィラ。主な属性は赤星。守護砦はギボール。破界天使は
第6のセフィラ。主たる属性はなく、五色が平等に存在する。守護砦はエロハ。封印されている破界天使は驩兜(かんとう)。主にディーヴァ、ヤザタといったクラスタが優勢な文化となるが、その他のクラスタのものも多く見られる。また、自由を求めて住み着いた落とし子が多く見られる。 ティファレトにはいくつもの大きな邑が存在するが、自然も多く残されている。3つの大森林は造船業に不可欠の木材を供給するが、森の住人との諍
第2のセフィラ。
第10のセフィラ。主な属性は緑樹と黒剣と赤星と青雲。守護砦はメレク。当地所在の女媧(じょか)は封印されてはいない。この世界への恭順を誓い、帰参を許された彼女は、破界天使の名を捨て、守護天使と名乗っている。当地はセフィラの中で最も下層にあり、日照量は少なく、さらに奈落から立ち上る黒煙が天を覆う。地に蔓延る植生は少ない日照でも育つ菌類などが主である。それらが吐き出す胞子や奈落の黒煙のせいで、漂う空気に
天地を征する大導師たちの集団、それが十三人同盟であり、この世界において最高位に位置する魔術師の集団である。同盟とはいえ、彼らはそれぞれ独立した立場を持ち、それぞれが牽制しあい、時に協力し合う立場にある。なお、順位は同盟の加入順であり、実力の順ではない。 落とし子 男 100歳?同盟の発案者で首席。落とし子ながら齢100を超えるのにいまだ青年の若々しさを保つ。あらゆる呪文に精通するだけでなく、武芸も
帝国軍は帝国の正規軍を意味し、その組織は4方面軍と1つの軍からなる精強なる軍隊である。四方の方角になぞらえて、北部方面軍、南部方面軍、東部方面軍、西武方面軍、そしてアーカードを守護するノスフェラトゥ直轄軍、中央近衛師団の5つの軍団で構成されており、その指揮下に各方面軍には3つの騎士団が連なっており、方面軍につき3つの騎士団、それぞれ壱翼騎士団~壱拾弐翼騎士団の12の騎士団が連ねられている。また、1
日流子とは金属生命体、珪素生物であり、その体の中心に機心核という珪素で出来たシリコンチップ様の中枢部を持つ。これが日流子の本体と言うべき部分であり、頭脳部である。日流子は機心核だけにされても死ぬことはない。 ヒルコは機神戦争のおり、一度蚩尤の軍門に下り、ムスビと敵対した者たちである。そのため、ムスビに許しを請い、再び世界の味方に戻ってきて機神を封じた後、時がたった今でも彼らを許した者たちが多くいる
種族:申し子(トール)。 性別:男性。 年齢:60歳。 属性:赤星、白砦。 英雄レベル:20前半。 魔術師としてよりも刀鍛冶、また、宮大工としての名声が高い。思慮深い賢人としての評判も高く、多くの弟子を取り、彼らを率いて、災害復興に尽力し、村々に独自の意匠を凝らした建築を為す。 武芸百般である彼の代名詞であり、これによって魔術師たちと対等以上に渡り合えるという。また、この他にも、魔を切り裂く剣技、
種族:巫子(ナーガ)。 性別:女性。 年齢:30歳。 属性:青雲。 英雄レベル:19。 百鏡と名付けた魔晶具での世界規模での索敵、偵察を行っている。そうやって得た情報を、占いという形で他者に与える。ザリヴァンの愛人。 彼女が作った魔晶具であり、無数の鏡が彼女の知るあらゆる場所を移すことができる。100を超える魔晶具を操れるのは、彼女が魔晶具を操るための専用の儀式結界を用いているからだと言われている
種族:申し子(アンリ・マンユ)。 性別:女性。 年齢:50歳。 属性:黒剣、赤星 英雄レベル:20前半。 しかし、鱗を持たぬ欠損児として生を受けた。それを克服するために黒鱗と名付けた魔晶具を作り出し、身にまとうことで欠点を補っている。 ヤザタクラスタで構成された勢力を率いる、凶龍アンリ・マンユの両親の元に生まれた。彼女の幼児期、両親とその率いていた勢力は、敵対者(同じヤザタクラスタの別勢力)によっ
種族:日流子(エンジェルフレーム)。 性別:女性。 年齢:50歳。 属性:全属性。 英雄レベル:20前半。 月生まれと同盟内で呼ばれている。ここまでの6人が同盟の初期メンバーであり、カッサバとモッガ・ラナの父であるカルキが、彼女の保護をザリヴァンに要請したことが同盟設立の端緒となった。 鎧ギアと呼ばれる兵装とも魔晶具ともつかぬ、独自のアイテムの製作者である(ルール的には魔晶具として扱われる)。着る
種族:申し子(ゴーズ)。 性別:男性。 年齢:65歳? 属性:赤星、黒剣。 英雄レベル:20前半。 モッガ・ラナの兄。こちらも刀鍛冶としての名声が高いが、弟とは真逆の乱暴な性格から、周囲に人はおらず、1人でどこかを彷徨っているのがほとんどである。モッガ・ラナより年上でなくてはおかしいはずなのだが、見た目は高めに見ても30歳そこそこぐらいにしかみえない。これにはザリヴァンが一枚噛んでいると言われてい
種族:落し子。 性別:男性。 年齢:100歳以上。 属性:青雲、他すべての属性。 英雄レベル:28。 13人同盟の第一位にして、時の君として名高い魔術師の頂点とも言える男。様々な技術や魔術の発明者であり、中でも時間を操る〈時流支配〉は、彼を代表する伝説級の魔術である。 時間を操作できる、青雲の伝説級の魔法〈時流支配〉のグランドマスターである。 魔晶具に造詣が深く、様々な魔法を使った機械じみたものを
種族:申し子(麒麟)。 性別:男性。 年齢:300歳。 属性:すべて。 英雄レベル:27。 麒麟なのだが、青系呪文の方を得意とし、呪文紋章〈空間掌握〉のグランドマスター。武芸のほども超一流であり、独自の内力錬成術〈紫霞功〉のグランドマスターでもある。〈麒麟〉紋章を体得しているが、常にその姿をとっているわけではなく、普段は標準的な体格の人型種族の形をとる(エルフなど)個人的に黄竜に憧れている。幼い頃
種族:魔晶兵(剣型)。 性別:男性。 年齢:80歳。 属性:赤星、黒剣、他。 英雄レベル:15~。 ザリヴァンの作り出した魔晶兵。一見すると人型の鎧兜であり、そのすべてが魔晶具であり、魔晶兵である。ザリヴァンが心血を注いで完成させた存在であり、最高傑作でもある。 彼の本体は魔剣であるとされる。ザリヴァンの作り出した知恵を持つ魔剣であり、それを扱わせるために人型の鎧にそれを振るわせているという。その
種族:申し子(オーディン)。 性別:男性。 年齢:50歳。 属性:緑樹、黒剣、白砦、青雲。 英雄レベル:20前半。 天眼の異名を持つ。盲目だが、それを思わせぬ洞察力と魔力の高さを持つ。13人同盟に参加する傍ら、自ら討滅魔導会という組織を創設し、世界を侵略する来訪者たちを監視し、被害を大きくする前に組織の力で秘密裏に事件を処理しているという。 彼の組織する魔道士の集団であり、魔界より来る業魔と戦うた
種族:申し子(ヴァーチャー)。 性別:女性。 年齢:60歳。 属性:白砦、黒剣。 英雄レベル:20前半。 聖神メタトロンの娘だの、後継者だのとまことしやかに語られているが、そのような人物が何故、探究心という名の狂気と強欲にまみれた同盟に在籍しているのか、詳細は不明である。彼女は、この文化の発展途上であるムスビ世界において、正しき葬儀のあり方を広めようとしている人物でもある。 鳥葬や風葬といった風習
種族:巫子(ジンニー)。 性別:男性。 年齢:40歳。 属性:緑樹。 英雄レベル:15~。 竜巻の王と呼ばれる。爆炎の主ウパーリとは同時期に入門して以来のライバル関係である。非常に寡黙で秩序正しい性格で、堅物である。かつては、天山童姥に弟子入りして魔術を学んでいた。 彼の最大の魔術紋章は、〈一目連〉である。風と嵐の神の名を冠する伝説紋章であり、彼の家系に伝わる伝説のジンニー、「夜風の王・ジュザム」
種族:申し子(夜魔)。 性別:女性。 年齢:30歳。 属性:黒剣、青雲。 英雄レベル:13。 元はザリヴァンの弟子だったが、近年、同盟の尊師へと昇格した。それと同時に飛空船第一号を奪取して、同盟より離反した、とされている。 彼女は、かつてはザリヴァンの愛弟子であり、非常に可愛がられていた。そんな彼女がザリヴァンを裏切り、飛空艇を盗み出して同盟を離反したとされていることに疑問視をする者たちも多い。現
申し子は、紋章を刻まれることで様々な姿に変異する、変異種族であり、このムスビ世界において主流をなす種族である。 申し子は、クラスタという文化の単位で集まる習慣がある。クラスタは、我々の世界で言うところの文化形態であり、そのクラスタに基づく文化や文明を持っている。彼らは、クラスタ単位で集まり、集落や村を形成する。そして、それには当然その集団を守るリーダーが必要になり、強さや賢さなどを基準にそれを選定
種族:巫子(イフリート)。 性別:女性。 年齢:40歳。 属性:赤星 英雄レベル:15~。 爆炎の主と呼ばれているが、実体は放火魔。持って生まれた才能をさらに努力で磨き上げた努力家であるが、その努力の方向性は、大体にして、他人には迷惑極まりないものとなっている。カロダインとは犬猿の仲であり、彼とは腐れ縁である。かつては、彼とともに天山童姥に弟子入りして魔術を学んでいた。 かつて、ザリヴァンがこの紋
第9のセフィラ。主な属性は青雲と赤星。守護砦はシャダイ・エル・カイ。破界天使は伏羲(ふぎ)。 このセフィラのほぼ全体は250万平方キロメートルにもなる巨大な淡水湖・オグラ湖となっている。滾々と湧き続ける水は、セフィラの端より滝となって零れ落ち、やがて中空で霧散する。オグラ湖の北部、南西部、南東部にはいくらかの陸地がある。北部には唯一つの大陸・馬頭大陸があり、仙道や突厥クラスタの者たちが多く住まう。
竜の爪は、武林の正派として名を馳せる、武道家の集団である。竜の爪と一言で言うが、竜の爪と称される僧院には五つの派閥が存在している。 属性:白砦。 方角:中央五大派閥、正派の盟主を名乗る最大派閥。中央に位置する。天下第一人を輩出した名門中の名門である。派閥の絶技:〈龍爪〉〈斗転星移〉〈一陽指〉〈神門十三剣〉〈金剛神功〉〈降龍掌〉〈自然功〉。 派閥の技能:〈共感〉〈社会〉〈拳〉〈棍〉〈大剣〉〈小剣〉〈
武林の王道、正派・竜の爪五大派閥とは別の道を行く流派。中原、馬頭大陸にあった竜の爪・五大派閥とは別地域で発展したため、塞外武林とも呼ばれている。主に、邪派寄りの者が多く、開祖にして頂点に立つ天山童姥は正派の心法の使い手であるが、内功の極意を学ぶためには極めて長い時間を要するため、邪派の使い手も認め、受け入れている。女は陰気の使い手としての高い適正を持つと説き、男に敗れたり、虐げられた女性を助け、陰
GMセクション/エネミー。
種族:巫子(マーリド)。 性別:女性。 年齢:数百歳を超える。 属性:主に黒剣、青雲。他の属性も扱える。 英雄レベル:26。 塞外武林と呼ばれる、武林の本拠地である馬頭大陸の外の地域にある武術体系の1つ、天山氷宮の伝承者にして、元当主の闘仙。陰陽を操る生命内功の達人であり、その知識を用いて生命にまつわる魔術をも扱う。一見するとその姿は童女のようだが、生命内功を極めた彼女は仙境の域に到達しており、そ
アバランチは、世界の脅威と戦うため、初めて結成された申し子の世界維持組織であり、蚩尤との機械戦争の折、世界全体を襲う様々な脅威に立ち向かうため、村や邑に集まる人々を結集させて、その脅威に立ち向かい、そして勝利した。そのアバランチ達は、戦争以降も、様々な治安維持活動を行い、世界を統治し続けているが、様々なクラスタ文化の違いや考え、思想の違いから3つの派閥に分裂しており、それぞれが独自に機能しつつ、時
源種を含むその他の種族たちについて。 ここでいう蟲とは、地球で言う昆虫に加えて、蜘蛛形類、多足類を含めたものである。環形動物、海洋節足動物、貝類はタケル族に含まれる。軟体動物はカンナギ族に含められる。 その生態系における役割はだいたい、地球における同型のものと一緒である。とはいえ、ムスビ世界には元々、蟲は存在しなかったため、地球で蟲が担ってきた多くのニッチを別の生物が担っており、蟲が割り込む余地は