しかし、鱗を持たぬ欠損児として生を受けた。それを克服するために黒鱗と名付けた魔晶具を作り出し、身にまとうことで欠点を補っている。
ヤザタクラスタで構成された勢力を率いる、凶龍アンリ・マンユの両親の元に生まれた。彼女の幼児期、両親とその率いていた勢力は、敵対者(同じヤザタクラスタの別勢力)によって、滅ぼされた。両親は死の際に彼女に凶龍の紋章を託して、逃がしてくれた。そして、どことも知らぬ森を彷徨っていたところで、ザリヴァンとスブティに出会い、庇護を受けることになった。そして、その知識と技術を学びつつ、成長した。その過程で、彼女が欠損者であり、凶龍の紋章の力を完全には引き出せないことが明らかとなった。だが、ザリヴァンからとっておきの魔造技術を学んだ彼女は、身体的な欠損を補う魔晶具「黒鱗」を作り出し、それを纏うことで、凶龍の力を完全なものへと変え、誰に文句をつけさせない龍族の長となった。その際、凶龍の紋章の一つをザリヴァンに捧げたことなど、彼女にとって、些細なことであった。
いまや、十三人同盟の導師となった彼女のもとには、欠損という逆境を乗り越え、成り上がったその姿に憧れ、はぐれものや変わり者、追放者などが集い、理解のない社会に潰されないだけの力を求めて、研鑽に励む。
よく言えば、姉御肌。口調は養母スブティの影響から丁寧ではあるが、歯に衣着せぬため、聞き手によってはよけいに傲岸不遜にも取られるだろう。面倒見は良く、弟子たちを試練の辺獄へ叩き込みつつ、こっそり後をつけて、見えざる支援を与えるなどの余興を嗜む。敵に対しては容赦ない先制攻撃を信条としており、全力の業炎で焼き尽くすことを好む。
また、普段の生活では体格の標準的な人型形態を取る。その姿のときは化粧、特に美爪に凝っており、鍛冶や魔具制作などの仕事の後には、まめに装いを整えている。
彼女はザリヴァンに絶対的な忠誠を尽くす孝行娘である。また、ひとかたならぬ世話を受けたスブティも事実上の母であり、こちらにも頭が上がらない。ウパーリとは、同じく女性、同じく欠損者であるという親近感から、仲が良く、ウパーリが作った化粧用品などを譲ってもらい、愛用している。また、魔剣ラゴウが、ザリヴァン以外でその身を何も言わずに委ねる唯一のものである(もっとも、プンナはおのれの巨体と爪牙を用いることを好むので、魔剣の出番は多くないのだが)。そんな彼女は叛逆者カ・シティラにはさぞかし、苛烈に当たりそうなものだが、意外にも無視するだけである。
彼女は元々ザリヴァンの弟子であり、彼女の魔晶具、黒鱗は、ザリヴァンから伝えられた技術によって造られたものである。彼女は、黒鱗を作る技術を学ぶために、ザリヴァンと取引を行い、彼女の両親から1つずつ継承していたアンリ・マンユの紋章の1つをザリヴァンに捧げた。
彼女はおのれが申し子であること、その中でも進化の高みである凶龍であることを誇りに思っている。そして、さらなる高みを目指している。そんな彼女は申し子の種族特性の補強、特に元素攻撃の使い方の改善に余念がない。〈火侯〉を更に発展させた戦技、絶技を開発して、それを教授する。
また、ザリヴァンより学んだ魔造技術にも一家言がある。スブティが省エネ型、独立型の魔晶兵を多く作り出すのに対し、プンナは装着者の能力を補強する装備型魔晶具を多く作り出している。特に、一部の種族特性を再現し、誰にでもその恩恵を得られるようにする「黒鱗」シリーズは他者の注目を集めるが、彼女がそれをやすやすと譲るようなことはなく、技術を学んで自分で作れというスタンスである。
彼女が生み出した「黒鱗」シリーズは、この純化の法と呼ばれる独自の技術によって作られている。この技法はザリヴァンの元で修行しているときにプンナ・マンタだけが持つ独自の着眼点から生み出された技法であり、純血種であったことで欠損を持って生まれた彼女の出自に由来している。
純血種は、奇形や欠損が生まれやすく、彼女もまたその犠牲者であったが、そこに着目して研究を重ね、そこに失われてしまった欠損も他の能力やパターンを持つ記憶から純化させることで融合しやすくするという彼女ならではの経験則と発見から生み出された技法となっている。この方法を使えば、紋章が持つ記憶や記録などを純化させ、複数組み合わせて1つにすることができる。
彼女の下に師事し、アプレンティスになることを選んだなら、以下の組織ボーナスを得る。