申し子は、紋章を刻まれることで様々な姿に変異する、変異種族であり、このムスビ世界において主流をなす種族である。
申し子は、クラスタという文化の単位で集まる習慣がある。クラスタは、我々の世界で言うところの文化形態であり、そのクラスタに基づく文化や文明を持っている。彼らは、クラスタ単位で集まり、集落や村を形成する。そして、それには当然その集団を守るリーダーが必要になり、強さや賢さなどを基準にそれを選定し、その村を維持していく。
成人の儀式と称する申し子たちの儀式に、見識と勇気を高めるため、旅に出て彼らの見識を深め、村に戻るという儀式が存在する。この際に多くの申し子は旅に出て、目的の場所や新しい場所を探してまた村に戻り、成人に認められていく。
ときに、自分の村を持ちたいと思う者もいる。こうしたものは、成人の後、さらに旅に出る。そして、自分のだけの土地を探し当て所無くこの世界を旅して回る。そして、自分の土地として定住の場を見つけると、そこに村を作るのだ。強い族長はそれだけで、村を維持するのに役に立ち、別のクラスタや部族からの侵略を防ぐ力を持つ。これによって、強さを示した族長の元には、その村の安定した統治力に属したいという者たちも集まっていき、村は拡大していく。そして、村はやがて邑となっていく。
強い族長でなければ、その邑を治めることはできない。それは大きな影響力を持つことを意味し、族長として広大な土地に名を轟かせる。他部族を圧倒し、ときに従わせ、支配地域を広げていくのだ。こうして強さを誇示できた族長の元には優秀な者申し子たちが集まり始め、そこは邑として文化も高まり、生活レベルが向上していくのである。
巫子は、申し子の中に生まれ、進化の代わりに、ムスビの加護を受けた申し子の一種である。村の統治には巫子の存在が必要不可欠である。巫子は、紋章の刻印、消印など、知識と技術の伝承に必要不可欠であるからだ。ときに、紋章を複製することも可能な彼らの能力は、村を大きくするために必須であり、ときに族長以上に貴重な存在として重宝される。そのため、敵対部族から巫子を攫ったりするといったこともしばしば起きる。
一般的な村は3レベル、おおきな邑であれば4程度の生活レベルを持っている。生まれたてであったり、未開地で独自に成り上がった者たちの場合、生活レベルは3に満たず、2程度しかない場合もある。いずれにしても5を超えることはほぼ無く、すべて4以下で収まるのが普通である。