日流子とは金属生命体、珪素生物であり、その体の中心に機心核という珪素で出来たシリコンチップ様の中枢部を持つ。これが日流子の本体と言うべき部分であり、頭脳部である。日流子は機心核だけにされても死ぬことはない。
鉄姫衆は言うなれば、ヒルコにとっての巫子である。フレームを持たない彼女たちは自律行動のできない卵型の建造物のようである。
大きさは蓄えられている英雄点によって異なるが、最小でも体格値4の平均的なヒルコを中に収納できる位の大きさである。
鉄姫の最大の役目は新たなヒルコを生み出すことである。このためには大量の資源と人格を構築するデータ(英雄点)が必要となるため、鉄姫は自律行動できるヒルコたちから少しずつそれらを回収している。その代わり、ヒルコたちの改造を請け負っている。
ヒルコは鉄姫の中に入って、プログラムやフレーム、兵装の購入、交換を行える。ヒルコのプログラムは普通の巫子には扱えない。ただし、文明度を4以上にするアペンドを取得している巫子は、魔書の代替となる通信端末を持っていれば、紋章とプログラムの変換が行える。
鉄姫は各セフィラに最低でも三人は存在している。彼女たちは大きな街、もしくは逆に隠された地下神殿などに隠棲しており、戦闘力の高いヒルコたちが護衛をしている。隠棲していても、ヒルコにはその位置が判別できるようになっている。帝国でのみ、十人いる鉄姫の全員がかれらに管理されているため、帝国からの許可がないとアクセスできない。
これに関連して、一般的なヒルコは鉄姫を任意に攻撃、殺害できないよう、ステルスプログラミングされている。申し子でいう本能のようなものであり、そのことに疑問をもつものはまずいない。
最後に鉄姫に頼らず、プログラムやフレームを入手、改造する手段として、各セフィラに封印されている破界天使にアクセスするというものがある。破界天使からはヒルコ装備を1割~2割引きで購入でき、入手可能な希少度も1段階上昇する。ただし、割り引かれたのと同値の信仰値が蓄積される。信仰値は止蔵マナに似ており、大量に蓄積すると被害を生み出す。信仰値を持つヒルコが精神的な状態異常に陥ったとき、その本来の効果を処理する前に、信仰値を止蔵マナに見立てて、ダメージを算出し、それを(自己を含めた)周辺にいる者いずれかがその被害を受ける。止蔵マナとの決定的な違いは、信仰地をもたらす装備を身に着けている限り、絶対に減らすことができないところである。
信仰値は機神や破界天使からの指令(コマンド)であり、それを受け入れるということはヒルコがヒルコでなくなっていくことになる。しかし、この方法でしか入手できない強力なフレーム、兵装もあり、倫理を問わずに力を求めるものには魅力的な選択肢となる。
信仰値を1点でも持つものは〈劣種〉と呼ばれ、そうではないヒルコからは激しく嫌われる。また、劣種を増やさないために、破界天使はヒルコ達によって、厳しく監視されている。なお、守護天使ジョカはこのような裏取引は行わない(そもそもできない)