この世界の外観は巨大な樹であり、それぞれ『実』の大きさは最大で北アメリカくらいの大きさで、気候は各地によって異なる。
実の大地=セフィロトの外見は、枝にぶら下がるお椀型の空中庭園といった様相を呈し、巨大な果実の中をくり貫いて人が住んでいるわけではない。
実と実との交通手段はテレポート能力者や飛行能力者に頼れば何とかなる程度のもので、同じ枝ならいざ知らず、違う枝の果実との実際の行き来はほとんどない。
太陽と月と星が存在して、昼夜もあるが、月は欠けることなく、代わりに太陽が欠けるため、1年の内の何日かは真夜という1日中太陽の無い日がある。真夜は28日の間隔で訪れる。1年はほぼ正確に420日、15ヶ月となっている。
天候に関しては、地球における雨雪は場所によってはあるし、季節の変化さえある。だが、風がどこから吹いてくるのか、雲がどこから生まれるのかは不明である。
人の社会文化面では、都市や町村単位の共同体のようなものはあるが、いわゆる中央集権国家は成立していない。
文明面では、魔力の強大さと機神がもたらした技術によって、かなりの発達をしている。すでに三大発明は総て登場しているし、最低でも地球の16世紀後半位の科学力はあるだろう。ただ、理論的に理解しているわけではなく、正しい科学知識を持つ者は余りいないのが現状である。
そして、この世界で一番強力なのはなんといっても魔力である。誰れの目論見か、世界の中は不思議と危険に満ちている。
PC達の目的は、この世界で生き抜いて、様々な冒険をし、英雄を目指すことにある。英雄といってもそんなに堅苦しく考えることはないだろう。人を救っても滅ぼしても、それは英雄の所業。要するに常人では成し遂げれないことを為す者こそ英雄なのだ、と解釈してもいい。とある実では、『皇帝』と名乗る英雄が国家を誕生させ、はたまた別の所では英雄的魔術師が『浮き船』と呼ばれるものを作ろうとしている。その後に続くあなた達は何を為すのだろうか。それは《幻想樹》だけが知っているだろう。
古代のネイティブアメリカンや後期縄文人などに代表される、狩猟生活もしくは半狩猟半農耕生活が基本である。技術的には一部、現代地球を超えるものを持つとはいえ、それを正確に理論として理解している者はほぼ皆無のため、有効には活かしていない。
集団の大きさはせいぜい50人程度までの共同体レベルで、国家などは存在していない。普通、こういった集落は申し子が90%以上を占める。そうした者の中から、一人が長として、集落の構成者達の指導に当たる。また、1つの集落に最低2人の刻紋師が居る。
服装は男女共に貫頭衣が普通だが、温暖な土地柄なら腰布のみ(女性なら乳帯もつける)といった場合もある。また、遊牧・騎馬民族等の乗騎生活域ならスパッツ状の短い束帯を使用している場合もある。これらの衣類の材料は毛皮か、麻である。これら、身につけるものは生活レベルの向上につれ、より文明的になる。
文化・文明無し。一切の道具類がない。文字はおろか、言葉も殆ど発展しておらず、身振りなどを交えても、数語程度。行動は単家族か個人。
ある程度の言葉がある。道具も打製石器程度なら使える他、衣類という概念が登場している。3親等以内の大家族で放浪生活をするのが一般的であるが、男子は成年すると、部族から追い出されて、他の部族に拾われるか、部族の長を倒して、自分が長になるまで、一人で放浪する習わし。
言葉はかなり発展していて、冗談などの非実用なものまで存在する。文字はまだないが、絵などを用いたり、狼煙などを使って連絡する手法が発達している。
道具は既にたくさん登場している。このレベルになると、ジンを使って、道具を合成するのが可能になるものの、まだ、一般的ではない。また、動物を家畜化して、移動や食用にし始めている。
血縁がない、或いは比較的薄いいくつかの家族が寄り集まって、一箇所に定住し、原始的な農耕が始まる。但し、家畜などの都合で、敢えて定住しない場合もある。また、男女を問わず、成年に達すると一度、部族から追い出される風習はこの頃から始まる。
文字が登場する。絵や卜骨の模様などから発展した表意文字であり、大体1000字くらいが存在している。言葉はほぼ完成している。
ジンを使って、道具を作る方法が一般化していて、ジン鉱の発掘も始められている。地球とは違い、車輪は発明されず、代わりに滑空翼が用いられ始める他、飛行生物を家畜化して、騎乗するのが一般化する。
この頃になると、村の中に具体的な社会が形成され、役割の分担がハッキリしてくる。族長などの支配階級や、戦闘に従事する武士階級などが誕生する。但し、それらは血縁で固定されてはいない、一代限りのものに過ぎない。
文字は1万字を越え、簡略化・体系化される。また、望み得れば、誰でも学習が可能となる。
鉄姫衆の体をモデルに、原始的なエンジンが作られ、また、プロペラが開発される。これにより、飛空挺が作られるようになる。また、車輪がようやく開発されるものの、まだ浸透はせず。
帝国の支配領域では、社会における役割が血縁によって継承されるのが習わしとなり、身分制度が制定されるようになる。
かなり、科学技術の革新が進む。鉄姫衆の技術の解明が進み、大抵のものが再現可能になる。光剣やモータードライブなどが登場する。帝國の衛星都市などがこのレベルに到達している。
帝都のみがこのレベルに到達している。
月にのみ、このレベルの技術があるとされている。恒星をエンジンとして取り込む巨大さを持つ銀河間航行船などの現代地球では考えられないレベルに到達している。
これらは、大体の目安である。PCは大体3レベル程度の文明度を持っているのだと理解して欲しい。但し、日流子はその場の文明度に+1して考える。最先端の固まりである彼等は、知り得ない情報も知りうるのだと言うことである。